about 6Directions
6Directions,六つの方角。
東西南北、父なる空と母なる大地。
そこにはアメリカンインディアンの、
「私につながる全てのものに感謝を捧げる」
という思想が凝縮されていると考えます。
感謝の気持ちを忘れず、
私達につながる全ての方々に満足、
楽しんで頂けますように、
この名前を大切に育てていきたいと考えています。
6Directions店主
story
6Directionsという名前は以前の勤め先を退職する直前くらいに、
信号で停車している時にふっ...と思いついた。それは考えて、考えてようやく搾り出したというよりはすっと降りてきた、一つの羽がヒラヒラと舞い降り、手のひらにふわりと収まるように。
そして退職後、妻との放浪の旅も終盤戦にかかった頃、僕達はアメリカのニューメキシコ州、ギャロップという町で毎日インディアンジュエリーとそれを作ってくれるアーティストを探し回っていた。
そんなある日、一軒のtraderとめぐり合う事ができ素晴らしいZUNI族の作品を手にすることが出来た。交渉も終わり、最後に顧客名簿に仮の店名だった6Directionsと自分の名前を書き込んだところで担当者が驚いて、「これが店名か?」と確認する。「何々?」と妻と顔を見合わせ、不審げな顔をしている僕の目の前に彼は一つの
フェティッシュを差し出した。
「これがSIX DIRECTIONSだ。」
「?????」
フェティッシュとはZUNI族の作るお守りで、さまざまな石や貝を動物の形に切り出したもので、それぞれの動物は異なる能力と役割を持つ。その為、人々は狩りに出る時、病にかかった時、各々の願いにあったフェティッシュを身に付けた。
そのフェティッシュの中でもマウンテンライオン、熊、アナグマ、オオカミ、イーグル、モグラの6種の動物はそれぞれが北、西、南、東、天上、大地を守る大切な存在である。
そして、それが一つになったデザインのフェティッシュがSIX DIRECTIONSだという。
左がイーグル、右がオオカミ。イーグルは神と人間を繋ぐ神聖な動物と考えられている為、SIX DIRECTIONSの中でももっとも上に配置される。オオカミはとても狩りに長けているため、ズニの人々はアンテロープなどの大きな動物の狩りに出かけるときに、オオカミのフェティッシュを携えて行った。
左からアナグマ、熊、マウンテンライオン。アナグマはメディスンマンが薬草を探す際に力を貸してくれるとされ、目的を達成する為の忍耐力や集中力を与えてくれる。熊は最も重要な存在の動物とされ、強い治癒力を持つ。マウンテンライオンは旅人を守ってくれると信じられている。
底にはモグラ。モグラは大地の恵を守ってくれ、人間の秘められた力を呼び起こす手伝いをしてくれる。
これを作ったWilfred Cheamaという作家さんはSIX DIRECTIONSといえばこの人、と言うほどに有名な方でその配置のバランス、ひとつひとつの動物の表現、全てが素晴らしかった。
そして、僕ら二人はそれを握り締めたまま、迷うことなく購入することを決めた、お店の守り神として。
欠点だらけの僕にはまだまだフェティッシュが必要だ。
