Pawn Pants(ポーンパンツ) 淡色加工
¥25200(税込み)オンラインショップはこちらからどうぞ
アメリカ南西部を始めて旅した際、アリゾナやニューメキシコの町並みの中に普段馴染みの無い単語が妙に目に付いた。"Pawn Shop"、"Trading Post"、"Cash&Pawn"。電子辞書に「Pawn」と入力すると、「質」と出る。つまり、Pawn Shopとは質屋のことなのだがPawnという文字が使われる看板には判で押したようにどれもauthentic indian jewelryなどインディアン関連のものを取り扱う言葉が続いていた。
Trading Postとはアメリカンインディアンが作るジュエリーや壷、ラグなどを買い取り、小麦粉や砂糖などの食品と交換したり、更に作るための道具や材料を販売していた交易所の事である。今回、新しいパンツを作るにあたって、いわゆるペインターパンツを作る事にどうもすっきりしない感じを持っていた僕は以前ブログでご説明した通り、全ての作業を一旦止めて、ストーリー作りから始めてみる事にした。
ペインターパンツとは読んで字のごとくペンキ屋さんの履くパンツから来ている訳だが、僕の作りたいパンツは確かにワーカーをイメージしているがペンキ屋ではない。では何屋なのか!?そんな事を考えている時にふっと思い出したのがTrading Postの話だった。

もっと土の香りのするパンツ。
頭の中にフと浮かんだのは、一人のアメリカンインンディアンの初老の男とその孫の少年の姿だった。農作業を終え、そのままの格好で二人でTradingPostへと向かう。褐色の肌に映えるターコイズを首からぶら下げ、作ったばかりのジュエリーを手に。延々と続く道の先に辿り着いた二人はジュエリーを店主に差し出し、食料品などと交換する。祖父は物欲しげな、けれど我慢を悟れまいとする少年にお菓子の一つを手渡す。少年のパッと明るくなる笑顔を糧にまた次の日も乾いた大地での過酷な農作業に向かう。その舞台を6Directions Trading Postと名付けた。
アリゾナ州、ナバホ居住区の首都であるWindow Rockという実在する町にそんなTrading Postがあったとして、そこからいろいろなストーリーを紡ぎだしてみたくなった。その町はナバホ族の居住区であるが、ホピ族やズニ族の居住区からも比較的近い距離にある。空想とも妄想とも取れるストーリーからイメージする。ジュエリーを作る時、農作業をする時、どんなパンツだったら履きやすいのだろうかと。
まず、農作業をイメージした際に思い出されるのがオーバーオール。約10年前、オーストラリアのファームを点々としながら旅をしていた記憶を呼び覚ます。ガーデニング、牛の乳搾り、羊の毛刈りなどなど、土との関係がすごく近かった記憶。それを生業としている彼らのほとんどは太めのデニムのパンツかオーバーオールを身に纏っていた。ペインターというよりは、むしろツナギやオーバーオールに近い感覚のパンツ。それを一つの目指すべき形とした。
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デニムは耳付き12ozの軽めのものを使用し、素材、シルエット共にゆったりとした履き心地。 |
フロントのタックボタンは月桂樹デザインのドーナッツボタンを使用。 |
オーバーオールのイメージを落とし込みたかったので前ポケット口のヨコにも飾りのボタンホールを付け、右ポケットにはアメリカの昔の5セントを使って作られたコンチョボタンを付けています。 | ||||||||
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前ポケット口と後ポケット口のステッチは履きこんでいった時に独特のボコボコしたパッカリングを出す為に、少し太めの二重線を入れています。色落ちしたときの表情が楽しみです。 |
前ポケットの裏、スレーキに6Directions Trading Postのスタンプを押しています。 |
大きめの後ポケットはメディスンバッグをイメージさせる丸みを持たせ、脇側に流し込むことでポケットにモノを入れても座った時に、もごもごしない仕様。 | ||||||||
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尾錠にはリングを使用し、若干のウエストの調節を出来るようにしています。また、補強の為にカシメを手打ちで一本ずつ打ち付けています。リングもカシメも真鍮製ですのでデニムと同じように経年変化を楽しんで頂きたい。 |
左後にはハンマーをつるす為のハンマーループが、右後にはさまざまなツールを入れたり、刺したりできるようにツールポケットがつきます。 |
ベルトループはステッチとステッチの間が膨らむように縫っていますので、履き込んで頂きますとそのプックリとした部分が擦れていい風合いになってきます。 | ||||||||
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裾上げはユニオンスペシャルによるチェーンステッチ仕上げ。 | ||||||||||














