店主 ゴウロクより みなさまへ
いま、私は大学で写真を学んでいます。
よく「なんのために?」「なんで?」と聞かれることがあります。
相手が納得しやすい理由を伝えることもありますが、
私にとっては、この店を始めたことと同じだと考えています。
それが、私のやることだった。
迷いなく、ただ自然に足を踏み出した。
そんな感覚です。
写真を学ぶ中で、「表現」や「作品」という言葉と、
あらためて向き合わざるを得なくなりました。
私がずっと向き合ってきた数少ない表現であり、作品が、
6DIRECTIONSであり、私自身という生き方でもあります。
何者でもない自分が、
その作品を磨いていくための表現のひとつとして、
写真を選んだのだと思います。
最近あらためて、
服を着ること、眼鏡をかけること、髪を整えること、
そうした日々の身なりそのものが、
とても大切な自己表現であると感じています。
身に纏うことで、時に高揚し、時に心が穏やかになる。
その積み重ねが、その人の輪郭を少しずつ作っていく。
ファッションの力は、その佇まいを通して、
となりにいる誰かを、思いやり、
世界を、ほんの少しやさしくしてくれる。
それは、あまりにもあいまいで、儚いもので。
だからこそ、私はそうしたものに眼差しを向けていたい。
確かにそこにあったということに、
そっと触れておくために。